2005年11月21日

米国産牛肉輸入禁止は国民を愚弄している

米国産牛肉輸入再開を危ぶむ声がある。

http://nikkeibp.jp/sj2005/report/40/

■まるで論理性を欠くマスコミの報道
しかしながら、ギモンとしては
・日本の肉牛の方が、感染率が高い
・日本の検査方法で果たして100%防げるのか(→防げない)

である。
また、
・米国内では米国産牛肉が売られ、消費されている
・米国内で狂牛病発病者はまだいない

そして
・危険部位を除けば安全ということで一致している

ということを考えれば、果たして何のための禁輸か?

国内農家のガス抜き調整(今も彼らが輸入再開に反対しているのを見ると)という農水省の思惑が見え隠れする。


■役人は何を考えていたのか?
発症率、検査の有効性、防御策等について正確な情報さえあれば、「待ってました」とばかりに感情的に「米国産危険」→「禁輸」とはならない。判断基準としては不明点が多い。責任を取らされるのが恐い役人が、恐れて禁輸した。後から合理的に判断すると、禁輸までは必要なかったかな?と思いつつも、解禁する理由が見当たらない、それにマスコミが「米国産反対!」モードに突入してしまった、ということだろう。


■国民に選択権を与えろ
米国産を食べるかどうかは、国民が判断すべきことである。
リスクがあっても、280円で牛丼が食べられる方が大事、という人には食べてもらえればいい。産地偽装にだけ目を光らせ、そちらに力を入れることが本来やるべきことではないか。
その状態で米国産が売れなければ、米国の責任、ということになる。過去の自動車貿易摩擦と同じ。


■農水省は農家ではなく、国民の食の安全を守れ
そんなことよりも、国産農作物の危険性をしっかり見張ることを、農水省はやっているのか?国産大豆のカドミウム含有量、海外では販売禁止な日本のひじき、茶、そして中国産よりも農薬まみれの野菜たち。日本のマスコミは何を遠慮しているのか?
※もちろん中国産に危険な農作物、水産物はある


■輸入自由化で食の安全を守れ
ついでに自給の問題について。米の関税が無くなれば、一キロ25円になる。いま、いくら?500円ぐらいか?もう、主食なのにこんなに高い食い物があっていいのだろうか?農業を発展させていく気概も無い老人達に数十兆円もの金をバラまいて、食わせてやって、しかも高い値段で米をサラリーマンに買わせている。
日本てサラリーマンが大半の国じゃないのか?なんでこんなことになってるんだ?


食料の輸入地は、危機管理ということなら、もっと輸入することだ。貿易親交が深まった国と戦争は起こらない。それに、産地を分散し、気候変動や治安その他のリスクに備え、しっかりと備蓄すればよろしい。
今、石油が止まれば、食料を運ぶトラックが動かず、どのみち国民は飢える。食料が輸入できなくなるほどの異常事態ならば、石油だって止まるはずである。そう考えれば、食料のみを国内生産にこだわることの無意味さがわかるだろう。

国際情勢の変化によって、貿易が滞り国民が飢え死んだ先進国を、戦後50年見たことはない。さらに言えば、農業という産業がなく、輸入のみに頼っている多くの国を見て、なんとするのか?日本の人たちは、今どこをみて、食の議論をしているのだろうか?自分達の行く先を決めるための情報なら、簡単に手に入る立場にあると思うのだが。今のようにボーダレスな世界空間の中では、そのような危機を巻き起こすことのほうが、難しいだろう。
posted by トランス斉藤 at 21:15| Comment(1) | TrackBack(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
良いこと言ってるな〜!
Posted by 匿名 at 2006年01月06日 16:54
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